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阪本店長のウルトラ通勤日記 Vol.18
〜軽井沢、思い出探し ひとっ走り〜
ずいぶん御無沙汰してしまいました。
昨年の11月30日以来とは。実に7ヶ月以上ですか。そろそろ忘れられてもいいくらい時が経ってしまいましたね。やはり、昨年の青森ツーリングでずいぶんエネルギーを使い果たしてしまったようで、あの後からは、「いっちょう、走ってやろうかぁ」って想いが湧き上がらず、いつのまにか冬を越し春を見送りそして夏を迎えてしまいました。
そうはいっても、毎日のようにまたがる我がウルトラの走行距離は先日6万5千kmとなり、すこぶる快調という今日この頃です。
「店長ぉー、ツーリングのネタは、何んか無いのかい?」「いつもの、ワンパターンでいいから書いてみてよ。」というお客様からの声無き声に促されて、さて、どこへ行きましょうか?
そうですね、夏といえば、地名の中で頭のパッと浮かぶのが軽井沢。知らない人はいない地名ですよね。
実は、私、軽井沢には縁があるんですよ。グッドウッドに入社する前は、とあるジーンズショップのチェーン店で働いておりました。20代の頃はお店に出て販売もしたし、ミシンで丈詰めなんかもやっていたんですよ。「えっ、店長、ミシンなんてできんの?」
多分、今でもワッペン付けくらいできるかな。そんな時代もありましたが、30代に入るとお店から本部に異動になり外商みたいなことをやることになりました。その頃、軽井沢にあるプリンスホテルの売店に商品を卸していてその担当として約5年間くらい毎月1回は軽井沢に通っていたわけです。当時は、上信越道の開通前で関越を高崎で降りてエッチラホッチラと一般道を登っていったものです。峠を走るライダーにとっては、その途中の碓井峠、や旧道は話題のコースとなっておりました。その後、上信越道が開通したお陰で軽井沢行きもずいぶんと楽になりました。
さて、いつものように突然思い出したようにお休みが取れたある平日の朝のこと。「天気もいいし、久しぶりに会社に行く振りして出かけちゃおうかなぁー。」などと私の放浪心を誘う天からの声が聞こえてきました。おまけに今日は、34度まで気温が上がるらしい。
こりゃあ、間違いなくどっかへ出かけるべきだ、ウン、ウン。
涼しいとこ、行きたいね、どうせなら。ソウ、ソウ。
そこで選んだのが軽井沢。そういえば前の会社を辞めてから行ってないよなあ。最後の仕事が軽井沢でラングラーのアウトレットショップを出店することだったけど、そこもどうなっているのやら。「よしっ、一度見てくるか。」
と、思い立って30分後には、関越道に乗り最初のパーキングである三芳PAに到着。
バイク用パーキングにウルトラを停めるとつい先ほど追い越されたドカティがおりました。
人見知りをする私にしては珍しくそのライダーに声をかけてみました。
「どちらから?」「ええ、横浜から」「どこ行くの?」「川越に行って古い町並みを見て来ようかと・・・」。「写真、一緒に撮らしてもらっていいかな?」などとちょっとぶっきらぼうな会話でありました。
ドカティというよりは、カブにでも乗るような服装で汗だくになりながら私の問いかけに答えてくれたそのライダーは、748に乗るそれはそれは純朴な青年でありました。
平日は、ツーリングライダーが少ないだけにこんな出会いも貴重なものです。
名刺を渡し撮影のお礼を言うと748の青年は、そのカブファッションとは裏腹に「ボボボボボォーー!」という独特の排気音を残して走り去っていきました。
そして、彼に続いて私も出発。
上里SAを過ぎると関越道の新潟方面と長野、上信越道との分岐となります。
ここからの上信越道は、上りの高速コーナーが続くのでハーレーのような大型排気量車で走るには最適の道路です。それにしても、高速を走り出すとすぐお腹が空くのはなぜでしょう。「走りより食い気」が私のモットーというべきか、とりあえず以前もよく立ち寄った
甘楽PAにウルトラを滑り込ます。何を食べようかと自動券売機の前で悩むこと3秒。
やはりここは定番の「ざるそば」でいってみよう。
シャキっとしてコシのある歯ごたえ。けっこういける味でした。400円なり。
甘楽といえば目印がこの火の見やぐら。なぜこれがあるのか、よぉわかりませんが・・・。
目指す碓井軽井沢ICまではまだまだ登ります。段々と肌に感じる風もヒンヤリとしてきました。
軽井沢ICの手前には横川SAがあります。ここでも食い気の話題です。ここのおすすめは
「だるま弁当」。横川といえば、かの有名な「峠の釜飯」でしょう。と、反論する方も多いと思いますが、私は中身の具の豊富さや内容から「だるま弁当」のほうが好きです。
ついさっき「ざるそば」を食べたばかりなのに、美味しいもんだからあっというまにペロリ。ちなみに、この横川SAでは下り線が「だるま弁当」、上り線で「峠の釜飯」を販売しております。「峠の釜飯」のほうが有名でお土産に買う人が多いから帰りの上り線で売っているのでしょうかね。ちなみに帰りにも横川SAに立ち寄ったら「峠の釜飯」を買う人の列ができておりました。人気は相変わらずのようです。
フタの部分は、お面にもなる。(かどうかは、わからない?)900円なり。
同じく横川にて。バックに見える険しい山は、妙義山である。
横川を出ると碓井軽井沢ICまでの間は、トンネルの連続。よくぞこんな地形に道路を作ったものだとその険しい景色を見ながらまだまだ登る。
きっと長野オリンピックのためにこの道路を作ったりや新幹線を通したりしたと思うのであらためてオリンピックと政治のつながりを考えさせられますね。
10個くらいのトンネルをパスしてようやくIC。いよいよ軽井沢に到着、練馬から約130kmといった距離である。
高速を降りるとひとつ峠を越えて軽井沢町へ。プリンス通りと呼ばれる左右にゴルフ場が開ける道を直進。夏休みとなるとものすごい渋滞になる道です。しばらく走るとアウトレットモールのかたまりが右手に見えてきます。「すげえ、店が増えている!最初の頃の5倍はあるかなぁ。」とりあえず前職の最後の仕事として関わった「ラングラーアウトレット」があった場所に行ってみるとお店は変わっていて今は「DNKY」になっておりました。
7年前のちょうど今頃、店のオープン準備のため中軽井沢にアパートを借りて部下と数週間一緒に暮らしたことを思い出します。窓を開けると浅間山が一望できる快適なアパートでの暮らしは、けっこう楽しいものでした。最初は、「軽井沢って言ったって遊ぶところもない田舎じゃん」って思っていたのですが、日が経つにつれて「いいなあ、東京に戻んないでこっちで暮らそうかなあ」なんて思うようになるほど気に入ってしまったのですが、店もオープンして10日ほどで私の役目は終わりとなり東京へ戻りました。その3週間後にはグッドウッドで働くことが決まっており、私にとっては人生の転機となる1997年夏の出来事でした。
さて、次はどこへ行こうか。
ここでもやっぱり大好きな温泉、露天風呂である。
今回は、いちいちプリンス系にこだわってやはり当時から何度か利用したことがある「千ヶ滝温泉」へ。中軽井沢から鬼押し出しへ行く途中にあります。料金は、1200円とちと高いですが設備も行き届いており広くて清潔な内風呂と露天風呂があります。さすがに平日だけって誰もおりませんでした。心置きなく記念写真をパチリ。
風呂上りといえばビン入りの牛乳です。すっかり昭和の親父の風情ですな。
入り口こんな感じ。レストランや遊戯場もあって駐車場も広いよ。
風呂にも入ったことだし、最後は浅間山をバックに写真でも撮るか。鬼押し出し方面へと走らせ峠道をパスすると有料道路の鬼押し出しハイウエイへ。料金所を出ると長い直線道路の先が開けて浅間山を間近に見られるパーキングが右手に見えてきます。
ここのお薦めは、ソフトクリーム。風呂上りの牛乳に続いてこのソフトクリームも濃厚でグッドなお味。(ああ、今回も食べてばっかり。)
さて、そろそろ帰ることを考えなくては。
7年前の思い出を探しに走ってきましたが、アウトレット以外は、変わっていない軽井沢の風景でした。きっと来年には、高速道路の二人乗りも解禁になるのでもっと軽井沢を訪れるライダーも増えるでしょうね。東京から130km、休憩しながらでも2時間もあれば着く距離なのでツーリングにはお薦めのコースです。自然も満喫できて都心には無い巨大なアウトレットモールでおしゃれな買い物もできるしね。彼女や奥さんと来たら最高かもね。
思い出に浸るばかりではない新たな魅力の軽井沢を楽しんだ1日でした。

皆さんも「あそこにはずいぶん行ってないなあ」とか「懐かしい場所に行ってみたいなあ」
なんてことを思ったりすることがありますよね。でも、なかなか出かけられないのが普通だと思います。
そんな時、ちょっと思い切って時間を作ってみませんか。あの頃の自分を探しに。相棒のハーレーがきっとそんなあなたの想いを叶えてくれますよ。

あとがき
7ヶ月ぶりでどんな内容かと期待してくれたかもしれませんが、「なーんだ。いつものパターンか」という感じですみません。それも18話続いたウルトラ日記の持ち味だと思ってください。でも、そのうちドカーンと長い距離も走ってみますからお楽しみに。
それでは、皆さん、楽しい夏をお過ごしください。
夏の終わりにはツーリングのお話なんかぜひお寄せいただければ嬉しいです。
 
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