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阪本店長のウルトラ通勤日記 Vol.14(後編)
〜祝、50,000kmそして仙台へ。〜
浦和料金所を後にすると「ああぁ、また北に向かう季節かぁ」という想いが胸を駆け巡ります。しかし何なんでしょうね、この想いは。
私が東北出身だからでしょうか。
顔に当たる風は心地よく深緑の香りがなんともいえない。この時期、晴れ間を縫って走るライダーだけが感じることのできる
極上の空間がどんどん後ろに走り去る。
おっといけねえ、まるで「片岡義男」の世界のようでこっぱずかしいねえ。(今の若い人は片岡義男って知らないか?)
 
そんなことをイイ気持ちで走りながら考えていたらそろそろ休憩タイムとなりました。
浦和から約200km、あっという間に福島県。安積SAで一休み。時間は10時30分。
2時間半か。まあまあのペースだ。昼飯にはチト早いなあ。
「おっ、となりも東京のナンバーだ。」でもライダーはどこ?
さすがにこの時期はがらがらだ。
 

その後ちょうど1時間ほど走り福島と宮城の県境にある国見SAに到着。
そういえば毎年お盆休みに家族を車に乗せ帰省するのですが、
毎年このあたりで眠くなり仮眠をとります。
もう、午前3時頃で駐車場は同じく仮眠を取る車で満パイなんですよね。

 

「今年ももうすぐだなあ。」なとど考えながら「さぁて、何を食おうかなっと!」
ここで毎度おなじみの食いしん坊の気がムラムラと。しばしメニューの前で思案にくれる。
よしっ、これこれ。選んだメニューは、「喜多方ラーメン」と「牛タンミニ丼」。
(食い意地が張っているとはこのことか!でも、両方食べたかったんだもん。)
福島といえば「喜多方ラーメン」、宮城といえば「牛タン」このメニューをはずす手はない。
じゃじゃーん、ハイッ、これです。

 
ラーメンのスープはあっさりめ。麺は少し太目のちぢれ麺。美味いねえ。
さて、牛タンのほうはいうと。タレが香ばしい。上にのっかったネギもきいてるねえ。
ミニ丼というわりにはけっこうなご飯の量だ。ちょっと多すぎんじゃねえか、ご飯が。
いやあ、でも満足、満足。
スープも飲み干しご飯粒ひとつ残さず見事完食。ごらんのように。
 
喜多方ラーメンが560円。牛タンミニ丼が400円でした。
ちょっと食いすぎたかなあ。でも、外にも美味しそうなものがいっぱい売っているよ。
 

今回の思いつきツーリングは、仙台に住む高校時代の同級生宅を突然お邪魔しようという企画。
そのひとり菊池光志君は高校時代、野球部のエース。
その彼が仙台でパスタ料理のお店をやっているというのでまずそこを襲撃するのだ。

泉ICで東北道を降り国道4号線を仙台市内に向かう。泉区の中心、泉区役所と泉中央公園に隣接した通り沿いにそのお店はあった。その名も「菊屋」。
お店を捜している間にちょうど昼時も終わったようで店内に入るとお客は2組だけ。
なにせ彼と会うのは高校卒業以来、実に26年ぶり。(ちょっと緊張)
厨房の奥にいるのが彼らしい。奥さんとおぼしき(違っていたらゴメン)女性がオーダーを取りにきた。
あっ、しまった。喜多方ラーメン&牛タンミニ丼を食べたばかりで腹減っていないや。そういえば、ここの話が出たとき「うにスパ」を絶賛していたなあ。
とりあえず珍しいしそれでいくか。「えっーとね、うにスパお願いします。」
まだ、厨房の中の彼は私に気がつかない。そうだよねえ。26年ぶりになんの前ぶれもなく訪ねてくるんだからそんなこと考えないよね。
そうこうしているうちに出てきましたよ、「うにスパ」が。これです。
 
ウーン、画像ではこの味伝わらないなあ。これだけを見たら普通だもんね。
確かに「うに」の味がする。海苔と絡んで食欲をそそる。お腹がいっぱいのはずなのに全然関係なく食べられちゃう。
ちょっとクセになりそうな面白い味だ。こちらが800円でございます。
とりあえず食べてばかりもいられないのでようやく厨房のほうに向かって歩き出す。
カウンターごしに目が合う。その一瞬あとに「俺だ、阪本だ、覚えてっか?」と私。
「おっおーーー!!さっかもどがああーーー、なんでここにいるんだぁー?」と光志君。
なるほどそう質問されると「なんでだろう?あっ、こりゃなんでだろうー♪」とつい口ずさんでしまった。
その後、しばしこの26年のお互いの足跡を語り合う展開となる。
私の知らないところで彼は野球部のエースからいつしか東京に出てきてオートバイのレーサーを目指しそしていつのまにかこの仙台でこんな素敵なお店を開業していた。
「阪本のほうは?」と尋ねられてハーレーを仕事にしていると言ったら「なるほどお前らしい」と言われ少しほっとした気分になりました。
なぜか遠くを見つめるような視線で話す彼の表情が私の瞼に残りました。
で、最後はお決まりの記念撮影。
 

仙台、泉付近を通りかかったらこの「菊屋」に寄ってみてはいかが。
数キロ離れた4号線沿いには「ハーレーダビッドソン宮城」さんもあるよ。
あっ、いけね。「菊屋」の住所も電話番号も聞いてないや。
今度調べておきます。すみません。

 
さて、次なる目的地は泉からは20分ほどの利府という町。ここで歯科技工士をやっている三浦猛君を訪ねる。
それにしても光志君といい三浦君といい独立してエライもんだ。
カンと地図を便りに家を探す。もう近くまで来ているはずなのにそれらしい家が無い。
ちょっと止まってあたりをキョロキョロしていると通りの向こうから兄弟とおぼしき子供がこちらに何事か叫びながら走ってくるではないか。
「おじさん、何してんの?」「これすごいね」などと矢継ぎ早に話しかけてくる。
「えーっとね。おじさんは友達の家を探しているんだけど。三浦って言うんだけど知ってるかな?」
「えー、何屋さん。その人。」「うーんとね、歯医者さんみたなもんかな」
「歯医者ならあっちにあるよ」などと親切なのか物珍しいのか人なつっこい顔でやたらとまとわりついてくる。
こうなると東京弁では違和感あるので途中から岩手弁で応酬。この際、岩手も宮城も変わらんべぇ。
「うんでば、おめさんだぢ、写真っこ撮ってけっか。」と私。するとわらすだぢ(子供たち)は、「あんちぁん、おらぁ、はずかすがらいい」と弟くん。
「いいがら、撮ってもらうべしゃあー」とお兄ちゃん。そんなやりとりをしながら撮ったのがこのショット。
このまますくすくと育って欲しい「わらすだぢ」でありました。
「めんけなあ。」(かわいいと言う意味)
 

そうしてやっとたどり着いた三浦君宅。こちらは奥さんもなんと高校の同級生。
しばし、高校時代の話に花が咲く。
ここで印象に残った話といえば、旦那は庭に立てたプレハブの離れ(仕事部屋)で仕事をしているらしく通勤時間は無し。歯科技工士の仕事は宅急便でやりとりしているので外にもほとんど出ないのだそうだ。
なんと近所のコンビニですら一年に1回行くかどうかという話まで。ウーン、世の中色々な仕事があるものだと感心。
おっと、いけねえもう4時半を回っているではないか。
それではと席を立って当然のように記念撮影。

 
奥さんの右肩にのっかっているのはフェレットとかいう最近流行のペット。この撮影の前にウルトラのシートに乗っていたら
すべって転げ落ちておりました。怪我してないかな。

さあ、今日はいつもと違い時間がない。帰りを急ごう。とはいっても仙台で忘れちゃならないものがもうひとつ。
それは銘菓「萩の月」である。全国区で有名なので今更紹介するほどではありませんが、やっぱり仙台に来たらこいつは
買って帰りたい。来たとおりに4号線を泉IC方面に戻るとICの手前に「萩の月」を売るお店があります。
こちら。
 
ここの売り子さんがまた感じが良くて。
「あら、大きなオートバイ。素敵ですね」と満面の笑みで一言。
思わず写真撮らせてくださいと言いかけたが他のお客さんに声をかけられたためにそっちに行ってしまいました。残念。
そしてこれが「萩の月」。
ふわっとした外のスポンジと中のクリームがまた絶妙な味で「スゴイ、うまい!!」の一言です。
1個120円でございます。自宅用ならこのような簡易包装で十分です。
お使い物として買うなら化粧箱入りがいいけどチト高い。
あくまでも中身は同じなので。

 

さて、そんなこんなで行ってまいりました。
思いつき仙台ツーリング東京の自宅に着いたのは予定の午後7時をはるかに過ぎた午後10時。
えっ、なんでそんなに遅くなったかって?
実は途中で車輌トラブルがあったんですよ。
と言っても走行不能となるような大事ではなかったのですが。
ある箇所の部品がねえ・・・。
これ以上お聞きになりたい方は、直接お店までいらしてください。

こうして5万kmを走ってみるとつくづく今のハーレーは丈夫だと感じます。
ちょうど今ウルトラは12カ月点検で工場にあります。
メカニックも忙しいのでお客様優先ということで後回しになっておりますがまもなくできるでしょう。
次の目標は10万km。それまで「ウルトラ日記」も頑張りたいと思います。
それでは皆さん、素敵な夏をお迎えください。

メモ
東京、練馬から仙台、泉、利府往復で約750km。
高速代 浦和から泉まで片道6000円。
ガソリンは3回給油で合計約6500円。

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