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阪本店長のウルトラ通勤日記 Vol.8
ちょっとご無沙汰してしまいました。
皆さん、お元気ですか?愛車の調子はいかがですか。
または、これからハーレーをと考えている方、2002年モデルも残りわずかですよ。
と、まあ、仕事のことはさて置いて。
行ってきましたよっ!日帰り900kmツーリング。今回は、そのお話です。
皆さんは、毎朝通勤途中に「ああ、このまま電車を乗り過ごしてどっかへ行って
みたいなあ」とか外回りの営業中に「ちょっとさぼって海でも行くか」なんてこと
考えたことありませんか。
きっとあるでしょう。貴方も、君も。でも、実際できないですよね。
そこで私はそれをやってみました。
といっても会社にはやっぱり休みの届けを出したのですが・・・。(この小心者!)
しかし、妻には休みということを告げずに
さも普通に出勤するようにいつもの時間にウルトラで家を出ました。
この時点で私の行動は、会社の人間も家の人間も知らないので
ちょっと後ろめたいような優越感のような何とも言えない気分でした。
さて、どこへ行こうか。と地図を広げ、しばし思案。
「5月といえば信州だな。」と何の脈力もなく思いつき関越道を目指すことにしました。
もちろんこの時は、900kmも走ろうなんて考えはなく、
軽い気分で午後には戻って家族サービスでもするかという感じでおりました。
練馬から高速に乗って川越、鶴ヶ島、本庄児玉、上里SA。そして上信越道へ。
軽井沢もあっという間に通り過ぎてしまいました。
この辺までは、以前の仕事で5年間毎月通っていたこともあり
私の中では「近所」という感覚なのでまだ日常の中にいるような感じです。
そして佐久から小諸へ続く長いダウンロード。
このへんで最初の休憩。晴れ渡った空と浅間をバックに記念撮影。
ちょっと気分が乗ってきたぞ。
上田、長野を過ぎたあたりからは初めて走る道。
地図で確認しないで走っていたので
自分が今どのへんにいるのか分からなくなってきた頃、お腹も空いた。
妙高SA.。左手を見ると雪をかぶった高い山々が。
山登りに興味はないが雄雄しい姿につい見入ってしまいます。
さて、そんなことより飯。信州といえば蕎麦。メニューから冷やし蕎麦を注文。
SAの普通のザルソバで特に味は期待していなかったが、
これがなんとシャキっとした歯ごたえと腰のある食感で
メチャクチャ美味い。食べた後に「ああ、写真をとっておけばよかった」
と思ったほど盛り付けも高級蕎麦屋のような上品さ。
ぜひ、皆さん行く機会があったら食べてみてくださいね。
ちなみにお値段も手ごろな500円也。
さて、お腹もふくれたし。地図でも見てみよう。
「おおっ!なんだ日本海がすぐ目の前ではないか」
ここがどのへんか分からないで走ってきたのでビックリ。
まだ12時半だぜ。
ここでふと、黒部にいる大学時代の友人の顔が見たくなった。
よっしゃ、こんなチャンスは滅多にない。行ってみるか。
上信越JCTから北陸道を南下。右手には常に日本海が見えている。
1時間で黒部に到着。
が、しかし・・・。
友人は、当然仕事中だ。家に電話しても奥さんも外出中で留守。
会えないじゃないか。
いくら小さな町でもそのへんですれ違うなんて偶然もないだろうし。
結局、駅前で記念撮影だけして黒部をあとにしました。でも黒部っていい町で
す。
ちょっとした住宅のそばを用水路が流れていて
それが飲めそうなくらい水が澄んできれいなのです。
12年くらい前に一度来たときにそれを見てまた来たいと思っていたので
今回は友人には会えなかったけどその風景を見ることができ満足でした。
さて、また北陸道をひた走り、一気に上越市に到着。時間は午後3時。上越といえば港町。
ちょっと小腹が空いたので街道筋の回転寿司屋へ。店の名は、ずばり「日本海」。
つい鳥羽一郎の歌を口ずさんでみたくなるような雰囲気。
でも、時間が中途半端で広い店内に客は私ひとり。
当然、寿司は回転していません。普通に注文です。ちょっと緊張しながら注文。
出てきてびっくり。
「おおっ!ネタが大きすぎてシャリが見えないぞ。ガブっ。美味い。」
これだなあ。さっきの蕎麦といい、この寿司といい。
期待しないで入って美味かったりすると気分の良さが倍増だ。
でそんな余韻の中、気が付くと傍らに老夫婦が着席。おじいちゃんの注文がスゴイ。
「さげ、五本だぁ。」思わず板さんも聞き返す。「はぁ?」
「さげ、5本、ひやでよごせ。」ようやく板さんに意味が通じて
「カウンターご新規さん、お酒、冷で5本でぇーす。」
と反応してくれました。いい味出しているなあ、このオヤジ。
そばで奥さんが何にも言わずにニコニコしている。
「そごのあんちゃん、さげやるが?」などと
私に言い寄られたらどうしようかとびびっておりましたが、
そんな心配をよそに次から次へとカウンターに並べられた冷酒を飲み干していきます。
1本ずつ注文すればいいのにと思っていた私の考えは甘く
この時点で「さげ、5本だぁ。」の意味がよく理解できました。
上越の老夫婦に思わずニンマリする私でありました。
今度は新潟市を目指して北上。左にはキラキラと西日に輝く日本海。
練馬を出た時はこんなところでこんな気分に
浸れるとは思っていませんでしたが極上のツーリングになってきました。
途中、有名な寺泊の海鮮市場に立ち寄り焼き物でも食べようと思いましたが
時間が遅く全部のお店が閉まっておりました。
残念。
道を走っていると色々なものが目につきます。
「おっ、こんなところに俺と同じ名前が。」
当然、恒例の記念撮影です。
ゆっくり夕日が沈む日本海を楽しみながら走ったものだから
新潟市内に入る頃にはとっぷりと日が暮れてしまいました。
せっかくなのでW杯の行われる「ビッグスワン」を見学に。
この時、携帯にこの日初めて店のスタッフから電話が。
まさか、電話の向こうで話す私が新潟にいるなど夢にも思わなかったでしょう。
さすがにもう帰らなくては、という思いがよぎり関越道に向かう。
時計を見ると午後8時。
練馬を出てちょうど12時間が経過しておりました。
高速に乗ってすぐ「あれ、ガソリン警告灯が灯り始めた」。
次のSAまでもつだろうと甘く考えていたのですが走れど走れどSAがない。
真っ暗闇の関越道、こんなところで重いウルトラを押すのは嫌だぜ。
と、思っていたらSAまであと○○kmの案内板が現れました。
2kmくらいなら歩くかという覚悟を決めておりましたがなんとかと止まらずに到着。
なんと19リットルも入ってしまいました。
「オイオイ、ちょっと待ってよ。
確かウルトラのタンク容量は18.9リットルだったはずだが・・・。」
このへんがハーレーのいい意味でのいい加減さですね。
おかげで歩かされなくてすみました。
結局、練馬の自宅へ着いたのは午前0時。
「ただいま、ああ、今日も仕事きつかった。」
と何食わぬ顔して家に入ったのは言うまでもありません。
こんな風にして私の日帰り900kmツーリングは終わりました。
細かい計画など立てず、ふらっと走ってつい遠くまで来てしまった。
そんなツーリングがあってもいいじゃないですか。
「みんなは今仕事中。俺はこんな気持ちのいい風に吹かれている」
そういう気分に浸れるだけで元気が出でくるそんな気がします。
毎日忙しく働いている皆さん、今度休みが取れたら
500km離れた海辺に美味しいものでも食べに行ってみませんか。
今回は、いつもより長いお話でしたが
最後までおつきあいいただいてありがとうございます。
次回は、以前から考えていた1200kmツーリング東北編を決行してみたいと思いま
す。
もちろん、ある日突然の思いつきでスタートです。
それでは、皆さん素敵な夏をお過ごしください。
●ウルトラメモ
2001年1月購入。現在、走行33、000km。プライマリーからオイル漏れ。
7月に修理予定です。
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